知っているようで知らない、12の話
01生き物
ニホンヤモリ
「家守(やもり)」の名の通り家屋の壁を自在に走り回る爬虫類だが、その仕組みは接着剤でも吸盤でもない。指の裏にある数億本もの超微細な毛が、分子間力(ファンデルワールス力)によって壁に吸着している。
02植物
からばるまめ
西アフリカ原産の毒性の強いマメ科植物。かつて現地では、容疑者にこの種子を食べさせ、生死によって有罪・無罪を判断する「神明裁判」に使われていた。
03水生生物
まんざいうお
頭を上にして体を垂直に立てたまま泳ぐ、珍しい深海魚。その姿が両手を挙げた「万歳」のポーズに似ていることから、この名前がついた。
04鳥類
エピオルニス
マダガスカルにかつて生息していた史上最大級の鳥、通称「象鳥」。その卵はニワトリの卵およそ160個分もの容積があった。
05水生生物
よろいだら
硬い鱗が体を覆う深海魚。その鱗の模様が甲冑にそっくりなことから「鎧鱈(よろいだら)」と名付けられた。
06神話
ステンノー
ギリシャ神話のゴルゴン三姉妹の長女で、名前は「力強い者」を意味する。妹メドゥーサだけは不死ではなく、ステンノーと次妹エウリュアレーは不死身の怪物だった。
07神話
アローアダイ
ギリシャ神話の巨人兄弟、オトスとエピアルテスの異名。ポセイドンの息子とされ、軍神アレスを青銅の壺に閉じ込めて幽閉したという逸話で知られる。
08神話
コカトリス
ヨーロッパの伝説に登場する、雄鶏とヘビを合わせたような姿の怪物。視線や吐息に触れた者は即死するとされたが、唯一の弱点は「鏡に映した自分自身の姿」という、神話らしい皮肉が効いている。
09神話
ヘスペリデス
ギリシャ神話に登場する「黄昏の娘たち」を意味するニンフたち。世界の西の果てに住み、黄金のリンゴの木を守る存在として知られる。
10神話
パンタソス
夢の中に岩や大地として現れるギリシャ神話の夢の神。英語の「ファンタジー(fantasy)」や「幻(phantom)」と同じ語源を持つ。
11神話
ナウシカアー
ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場するパイアケス人の王女。嵐で漂流し倒れていたオデュッセウスを助けたことで知られ、宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』のヒロイン名はこの王女から取られている。
12神話
アマゾーン
ギリシャ神話に登場する女性だけの戦士部族。ヘラクレスの冒険やトロイア戦争にも関わる存在として描かれ、その名は後に南米の大河アマゾン川の名前の由来にもなった。